カポック
パンヤ科の落葉高木です。

日本で“カポック”というと
シェフレラを認識されている事が多いですが、
これはシェフレラの一種が
「ホンコンカポック」の名前で
販売されていたことからついたようです。

「ホンコンカポック」はあくまでも商品名ですので、
シェフレラをカポックと呼ぶのは間違いです。

カポックノキはアジアの熱帯地域で栽培され、
高さ20m以上にもなります。
葉は5~8小葉からなる掌状で、
果実成熟時に短期間落葉します。

乳白色の花を一つずつつけ、
長さ10~13cmの紡錘形の果実をつけます。
熟すと果実が割れ、
カポックとよばれる綿毛が出てきます。

これが有名なカポック繊維で、
長く、光沢があり、耐久性、弾力性に富むので、
枕やクッションなどの
詰め物として利用されています。