水やり
植物を栽培するうえで、最も重要になってくるのが
水やりと言っても過言ではないでしょう。

その植物の生育の善し悪しを左右し、
最悪の場合は枯らしてしまったり・・・
ということの原因も大部分が、
水やりの方法にあるといってもよいでしょう。

失敗の原因で一番多いのが“水の与えすぎ”です。
必要以上に与えると、植物は水を吸収しないので、
鉢の中に水が溜まり根腐りを起こしてしまうのです。

植物の性質だけでなく、
使っている鉢の素材でも水の乾燥度は変わってきますし、
もちろん置き場所や季節でも変わってきます。
環境をよく考慮して水をあげるようにしましょう。

基本的な水やりは、鉢土が乾いてきたら、
鉢から流れ出るまでたっぷりと与えることです。
つねに水が供給されている状態では、
根は少なくなり、根毛も発達しません。
また、水をやり忘れて鉢土を極端に乾かす事もあれば、
頻繁に与えていつも用土が湿った状態にするというような、
気まぐれな水やりでも、植物は元気に育つことができません。

一般的には、鉢土が乾いたら水を与え、
乾燥を好む植物では、鉢土が乾いてから
2・3~4・5日待ってから水を与え、
湿り気を好む植物では、鉢土の表面が乾きはじめたら
毎日でも水を与えるようにすればよいでしょう。

慣れてくれば、鉢を持ち上げることで、
その重さから、鉢土の乾燥状態がわかるようになります。

吊鉢の植物に水やりを行う場合の注意として、
吊鉢は他の鉢よりも乾燥が速いということを覚えておきましょう。

逆にハイドロカルチャーは容器の底に穴がないので
常に水が溜まっている状態です。
完全になくなったら容器の3分の1~5分の1程度を入れる。
という事に注意しましょう。

また空中湿度を上げるため、ほこりを落とすため、
害虫予防には葉水が有効です。

植物の性質と置いている環境などを
よく考え適度な葉水を与えてあげて下さい。