置き場所
観葉植物は様々な種類があり、
それぞれによって性質が異なります。

好む温度・湿度・光線の強弱などを考慮すれば
その植物によって当然置き場所も変わってきます。

植物は、太陽エネルギーを利用し、
光合成によって生育に必要な養分をつくり出しています。

複数の植物を一緒の場所で管理しようとすると、
少なくとも一つはうまく生育しません。
ただし、限界はあるものの、
植物には環境に順応する能力が備わっているので、
ある程度の範囲であれば、少々適切でなくても育ちます。

基本的には、日光が射し込む窓がある明るい室内であれば、
ほとんどの観葉植物が育つことができるでしょう。

とはいえ、健全な生育のためには
植物それぞれの日光の強さの好みを知り、
植物に合った遮光をして、できる限り日光に当ててあげたいものです。

一般的な観葉植物は熱帯・亜熱帯生まれですので
高温多湿を好むものが多いです。
ですが日本は夏と冬の気候の落差が厳しい地域ですので
上手に大事に育てるには冬越が大きなポイントになってきます。

また、置き場所を考えるうえで、
日照とならんで大切なのが空中湿度です。
乾燥に強い観葉植物もあれば、
湿度を好み乾燥に弱いものもあります。

一般に冷房や暖房の効いた部屋は湿度が低く、
日が当たり、風通しのいい場所も乾燥しやすくなっています。
そのような環境下は避けた方が無難ですが、
どうしても観葉植物を置く場合は、
霧吹きなどで頻繁に葉水を与えたりして、
空中湿度を高く保ちましょう。

最後に日光不足を心配して、
薄暗い場所から急に強い日光に当ててしまうと、
日焼けや株を傷める原因になります。

必ず部屋の場所による明るさの違いを利用して、
徐々に日光に慣らすようにしましょう。
明るい場所から薄暗い場所に移す場合も、
同様に、徐々に暗さに慣らしていきます。